最近、筋トレをするときに気をつけていること

一昨年引っ越してから、ジムが家から徒歩一分という至近距離になった。ちょうどロックダウンと重なってしまい、一年間会費だけ払っていたのだけれど、去年の夏頃からまた通い出した。

ジムでのウェイトトレは学生時代に始め、途中数年間の中断を挟んでドイツに来てまた再開した。なにか目的があってやっていたというよりは、高校卒業以来、大学で少しやったきり剣道をやらなくなったので運動不足を解消したかったのと、筋肉は安上がれなオシャレだ、みたいな感覚で始めたんだと思う。

学生時代はトレーニングの頻度も週に一、二回、時間があるときにやる程度で、栄養とか休養とかそういうことは考えず、ベンチプレスで挙げられる重量が上がっていくのが楽しくて上半身ばかり鍛えていた気がする。ドイツに来てからも筋トレに対する姿勢は基本的に変わらず、頻度は月一くらいになっている時期もあった。

去年からは、明確に「剣道に活かす」という目的を持って筋トレをするようになった。具体的には、

  1. 体を大きくする
  2. 足から手まで「繋がった」動きを可能にする筋肉を獲得する

ということを主眼においている。

体を大きくする

これは、ヨーロッパの体の大きな選手を相手にしても当たり負けしない、体当たりになっても怪我をしない体を作ると同時に、竹刀より上手く制御できるようにしたいという狙いがある。同じ重さのものを動かすのでも、体重が重いほうが御しやすい。重いものを動かす場合や、竹刀による打突のように軽いものを速く動かす場合には特にそう。

去年は「10kg増量」を目標にして、ギリギリ達成した。

足から手の先まで「繋がった」動きを可能にする筋肉を獲得する

これは、剣道の稽古の機会や内容が限られる環境で、身体能力の向上は稽古の外に持ち出すことで、稽古では技の習得・精度向上や駆け引きなど、剣道の稽古の中でしかできないことに集中しようという狙いがある。

剣道に必要なのは腕力だけでも脚力だけでもバキバキに割れた腹筋でもない。しっかり床を捉えて足腰で体を推進・駆動し、姿勢を崩さずに力を竹刀に伝えるところまで、力が途切れずにつながっていなければ、良い打突は生まれない。マシン等を使ってトレーニングをする場合は逆に、どの筋肉を鍛えるのかを意識して、効かせる部位を「分離」して鍛えるので、全く逆の発送のような感じがするけれど、そうではなくて、一度に鍛えるのは特定の部位だけだとしても、剣道に必要な全身の筋肉を抜け・ムラなく鍛えていけば良いと思っている。

ここまでは実は前書きで、最近ジムでトレーニングをするときに気をつけている(些細な)ことがある。

なるべく静かに器具を置く

例えばバーベルをラックに置くときや、ダンベルを床に置くとき、あるいはレッグエクステンションを終えるとき、「ガシャン」「ドスン」という音を立てないように静かに置く。

理由はいくつかある。

安全

ベンチプレスで追い込み、最後の1レップをなんとか終えて肘が伸び切らないままラックに置いたと思ったら置けていなくて危うく大怪我、ということは筋トレを始めた頃に何度かあった。雑にバーンという置き方をすると、またいつそういうことになるかわからない。

マシンを雑に扱うと破損して自分が怪我をするかもしれないし、チェストフライのようにストレッチを意識するような種目だと、むやみに力を抜いて一気に伸展すると、筋肉や関節に負担がかかる。

ダンベルを床に落とすようにすると、思わぬ方向に転がっていって周囲の人に怪我をさせるかもしれない。

残心

もうこれ以上保持していられないというところまで追い込んでから器具を静かに置くというのはかなり難しい。一刻も早く楽になりたいという気持ちを押さえつけて、最後まで正確にコントロールしなければならない。

これは剣道の残心につながる。打ち合いから良い打突が生まれたとしても、残心がなければ一本にはならない。あと5秒で試合終了というところで気を抜いて打たれたりすることもあるかもしれない。激しい試合のあとだからといって礼法をなおざりにするのも非常にダサい。

ジムでのトレーニングでも「気を抜かない」「最後の最後まで丁寧にやりきる」ということを意識したい。

(ガシャガシャ音を立てるのが)ダサい

これはいままでジムでいろんな人を見てきた経験からくる偏見による。ガシャンガシャンとやたら大きな音を立てている人はだいたいメチャクチャなフォームであまり意味のないトレーニングをしている。

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