完全栄養食について

ITOH Akihiko
4 min readFeb 16, 2018

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かれこれ1年以上、朝食は毎日、昼食は週1くらい、夕食は週3くらいの頻度で完全栄養食を摂取する生活を続けていて、時間と食費を節約しつつすこぶる健康に生きています。

当初はJoylent (JimmyJoyに改称)

でこの1年くらいはHuel

どちらも、まずくはないけど美味しくもない、なにより常に同じ味です。液体オートミールと言えば想像しやすいかと思います。

このことを知った人たちからは、だいたい「時間とお金の節約になるのはわかるけど寂しくない?」とか「食に興味が無いんだね」というような反応が返ってくるのですが、それに対して僕がいつも言っていることを書き留めておきます。

僕にとって完全栄養食は、「食欲を最も手軽かつ健康的に満たすためのソリューション」です。
一口に食事と言っても、大切な人と美味しい料理を囲むことや、栄養バランスの取れた良質な食事から、とりあえず空腹を満たすために何かを口に入れることまでいろいろです。
少なくとも僕には、毎日毎食美味しい料理をゆっくり食べたいという欲求がありません。ご飯と漬物、バナナ、トースト、ケバブ、カップラーメン等、空腹を満たすための食事を、より手軽により栄養的に良く摂る方法として、完全栄養食を選択しています。準備・片付けを含めて普通の食事に1時間かける代わりにHuelを1分で飲めば、その分他のことに時間を使えるし、1食あたり2ユーロ程度のHuelで済ませば、ケバブを買うより安上がりだし、カップラーメンよりHuelのほうが健康的です。
美味しい食事をゆっくり楽しむのは、本当にそうしたい時、食事それ自体が目的の時だけで十分です。

同様に、性欲を満たすソリューションにも、愛する人とロマンチックな時間を過ごすなり、歓楽街に繰り出すなり、自家発電なりいろいろあります。同じことです。

睡眠についても、布団にくるまってひたすら寝続ける至福の時間を過ごしたいこともあれば、とにかく疲労が回復すればそれでよい、ということもあります。残念ながら僕の知る限り、睡眠欲を満たす方法は横になって何時間か眠る以外にありません。ここにイノベーションが起きることを待ち望んでいます。

Joylent(JimmyJoy)とHuelについて少し感想を述べると、

Joylent(JimmyJoy)

  • フレーバーが色々ある(バナナ、いちご、マンゴー、チョコレート等)
  • スポーツエディション(脂肪分多め、カロリー高め)、ビーガンなどのオプションがある
  • 水に溶けやすい
  • 3食分づつ小分けになっているので、持ち運びには楽。ただしゴミがたくさん出るということも意味する。
  • 甘ったるくて飽きる
  • 満腹感があまり得られない

Huel

  • フレーバーはバニラのみ
  • 栄養バランスなどのオプションがない
  • 水に溶けにくい
  • 甘みが少なく(砂糖なしのオートミールを粉々にした感じ)、飽きない
  • 満腹感が得られ、腹持ちも良い

そんな感じです。僕の場合は、Joylentに飽きてHuelを試したら、飽きずに1年経過した、というだけで、Joylentに重大な欠点があったとか、Huelが特別良かったというわけではありません。

他に良いものがあれば、教えていただけるとうれしいです。

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