ハンブルクで働き始めて1ヶ月経った

剣道場に行こうと早めに仕事を切り上げてDöner Tellerを掻き込んで帰ってきたら階段を踏み外して足首を捻挫した&風邪気味なので剣道を諦めた。

父が持たせてくれた葛根湯を飲んで布団にくるまりながら暇を持て余している。

ふと日付を見るとハンブルクで働きだしてちょうど1ヶ月の節目だったので、後年振り返れるように今の心情を記録しておこうと思った。

9月16日の夜にハンブルクに着いて、最初の2週間は役所の手続きとかに赴きつつ、暮らしに慣れようとしていた。

働き始めるころにはかなり勝手がわかってきて、外出のたびに何かに驚いたり戸惑ったりすることもなくなっていた。

日本の食事は恋しいけれど、米も醤油も海苔もなんでも売っているし、日本食レストランもある。「どう頑張っても食べられない」と「手間か金さえかければ食べられる」は雲泥の差。

人種差別も今のところ経験していないし、他人が差別されるのも見ていない。どこかでドイツ語で嫌味を言われていた可能性はないでもないけれど、少なくとも悪意を感じたり不愉快になるようなことは一度もない。ハンブルクだから、かもしれない。

部屋探しの難易度が高いと言われるこの街で、すんなりとまでは言えないものの定住する場所も得た。日常の行動範囲のちょうど中央くらいの好立地。

仕事も、出だしとしては順調。とはいえスキル不足は明らか。スキルを向上して成果を出し続けないといけない。

そんな感じで順調に生きていて、良くも悪くも当初の緊張感が薄れてきて、なにやら今の生活が当たり前みたいに錯覚し始めたところだったのだけど、

ドイツでの就職が決まった当時に書いた文章を読み返していたら、

  • 自分がどれほど必死でドイツで暮らす道を探していたか
  • それが叶ったときどれほど嬉しかったか (オファーのメールを見た瞬間、東京駅の高速バス乗り場で文字通り飛び上がって喜んだ)

といったことを思い出して、頑張ることが嫌いな僕が「頑張らなければ」という気になった。

執念と幸運で実現した夢だということは意識の片隅にでも常に置いておかなければ。

一方で、そもそもなぜドイツに来たのか、は考えれば考えるほどよくわからない。それらしい理由はいくつも挙げられるし、それらは嘘でもなんでもないのだけれど、どれも後付けでしかないという感じがする。

モスクワからやってきて昨日入社したばかりの同僚も「なんでドイツに来たの?」に対する答えは「わからん」だった。

なんとなくドイツが好きでドイツに来て今幸せ、これからも幸せに生きられそうな気がする、それでいいか。

https://akihiko.eu/

Love podcasts or audiobooks? Learn on the go with our new app.